2017 Aug.

第61回シューズ・フロム・イタリー展と第51 回モーダ・イタリア展開催

2017年7月4日から6日にベルサール渋谷ガーデンで開催された第61回シューズ・フロム・イタリー展。55社が出展し、9月のMICAM展に先駆けてのプレコレクションの発表となった。入場者数は1,595名で前年同期とほぼ同じ結果とのこと。また同時開催の第51 回モーダ・イタリア展の出展社はアパレル関連51社、レザー関連36社。


記者発表会では、トレンド・リサーチャーのロベルト・コルベッリ氏による、18SSに関するトレンドが発表された。総合テーマは、SCENARIOS(シナリオ)。
「世界は早いリズムで変わり、小さな世界になっている。ウエアラブルツールやテクノロジーで常に繋がっている。世界経済の不安や不確実性の中で消費者は革新的な方法で、ユニークな自分にあったパーソナライズ、アルチザンのリバイバル、そしてサスティナブルなど、さまざまなことに関心を持ち注意を払うようになっている」。
その中で下記4つのテーマが挙げられた。


●テーマ1「SHADES OF PURITY」:純粋さのシェード
白の世界、すべすべした表面とグリッター光沢、そしてピンクや白みがかったターコイズが加わる。80’sや90’sのフォルムだが、細かいデリケートなモチーフ使い等に未来を感じるテーマ。 
●テーマ2「POETIC CULTURE」:詩的なカルチャー
オリエントや西洋と東洋、古い絵画、ルネッサンスなどさまざまなカルチャーを混ぜて新しい雰囲気をつくる。世界中の文化をフォルムやカラー(東洋のカラー、ゴールド、イエロー)でメルティングポットのように混ぜ合わせる。移民や人の移動からの影響。
●テーマ3「NEW OPTIMISM」:新しい楽観主義
暗闇から出て、新しいエネルギー、人生を謳歌し明るくする、デジタルの世界。カラーもインターネットとソーシャルメディアの影響を受けるデジタルカラー。ジオメトリックやライン、リボンや花が混ざり合う。
●テーマ4「BACK TO BLACK」:黒への回帰
黒は、エスニック、未来、そして魅惑的な誇張。黒のみ、または白との組み合わせ、赤との組み合わせなど。また夜の星を思わせるまたメリックシルバーをバッグの金具に使ったり。プラスチック素材で作ったり。黒への回帰が始まった。

今回ロベルト氏は、展示会場で商品を交えながらのトレンド説明も行った。各ブースを回り、シューズにおいては以下のように解説。
「90’s調でトウはポインテッドとスクエアが継続、ヒールはがっしりとしたチャンキーだが、90’s調の細いヒール方向もでてきている。しかしが、昔のままではなく今の視点での細いヒール。またヒールの高さは、国により違いがある。ストームはほぼない。またスニーカーは、アスレジャーを日常のトレンドとして捉える。素材は、カーフやクロコダイル、小さい柄でのパイソン、メタリック、エナメルなど、または異素材ミックス。カラーは、黒の復活、ピンク、赤、ブルー、パステル等」。特に氏は黒とポインテッドトウを強調した。